ここ2カ月、毎週日曜日は決まって雨。
また家に残るのもうんざり気味だったので、
予定通りMauvezinのシャトーへ。
PauからTarbes方面へ車で1時間。
Pyrénées Atlantiquesの隣の県、Hautes-Pyrénées。
車中、bébéは寝たり。
起きたり。
くまのdoudouをギュッと握りしめて。
道行くすがら、頭に雪をかぶったピレネーが
堂々と裾を広げ始める。
小高い丘の上に、そのmédievalのシャトーはある。
Hautes-Pyrénéesには、chateau fort(シャトー フォー)といって、
敵軍から要塞的な役割を果たす造りの城が多く見られる。
chevalierが活躍した中世時代劇の舞台がまさにここ。
この矢は、300m先まで飛んだそう。
300m先って、見えるの?
家主の居ないところは低いつくり。
まるで平屋。
門番などの蝋人形があって、雨も降ってて
他に観光客がおらず、私は内心恐かった。
ここの建物の地下が、豆、乾燥肉、麦など食糧を貯蔵していたところ。
一階に門番の部屋。とその蝋人形。
二階には女性とその子供の蝋人形。
bébé用のお風呂には、白い布がかぶさっていた。
独特な入れ方をしていたのかな。
黄色いdrapauのマークは、Bigorreの紋章。
ドラポーの中に、ドラゴンライオンのような動物が二頭います。
ここのお城には、Gaston FébusというBéarn地方の子爵
が立ち寄っており、
彼は、14世紀にスペイン国境沿いからバスク地方の広大な
領域を占めていました。
フランスにはラングドックという地方名がありますが、
このガストン・フェビュスは、狩猟術の書を記すことで
Langue d'OC(オック語?)を発展させたとか。
この言語は、Hautes-Pyrénéesの35%の人が1994年現在話せるそうで、
それを学ぶécoleは現在pau, Orthezはじめ3つ。
彼の弟が小さい頃そこに行っていたそうで、
今度話してもらうことに。
これは、かの有名なHenriⅣ(アンリ4世)の母語でもあります。
ちなみに、アンリ4世はシャトーPauで産まれました。
Gaston Fébusにまつわるお話はこちら。
一時的な怒りで息子を殺し、あとで
悔やんだそうです。
http://graphikdesigns.free.fr/gaston-febus-phebus.html
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