

パリでは毎日アートに触れて生活していたい。
なぜなら雑踏においては、
何かに熱中していないと気が狂っちゃうような、
私はしょせんマテリアル人だからだ。
所変えた途端、スローライフは早くも過ぎ去ってしまった。


でも、正直言って現代アートを上手に解釈できない。
いや、公正に評価できない。
それは、今この時代のまっただ中に生きている
人間の一人にすぎないからだと思う。

混沌へのむやみやたらな困惑。
飽和の先で待ち構えた枯渇感。
今風と呼ばれるステレオタイプな仕上がり。
そんなものを表現した今っぽいものに関して、
それを最初からそうと決めつけてかかってしまう癖があった。
色眼鏡で見ている単なるいやなおばさんである。
だからそんな自分を意識して、
できるだけクリアな気持ちと瞳で
数々のモダンアートに触れてゆこうと思う。
人がうじゃうじゃとごった返すギャラリー前。

日本での展示会巡りの日々を思い起こさせる光景。
ファッションアディクトの装いを久々に見かける。
懐かしい。
シュール。


trés bien et il est trés connu.
混沌の中にあるひとつひとつのシンプルな存在感。



自転車で身軽に展示会まわり。Parisien.
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