3/07/2011

Sauveterreの「伝説の橋」-la pont de la legend

ローマ時代から残るSauveterreの伝説の橋。
それは12世紀のこと。

 
目の前にあるお城に住 んでいたSancie子爵婦人は
産まれてくる我が子を楽しみにしていた。
夫のGustonVは 聖戦で亡くなってしまい、さらに
不幸なことに産まれてきた子供も同時に
亡くなってしまう。
村の人々は彼女を魔女だと訴え、
王は「le Jugement de Dieu par l'eau
(水による神の審判)下す。

ある2月の寒い朝、手足を縛られ、
真っ白いローブに身を包んだ彼女は、
このla Gave d'Oloronに投げ捨てられる。
もしも浮かび上がって来たら無実、
そのまま沈んでしまったらあとは死のみ、有罪。
何とも過酷で残虐な行 いを
集団ぐるみでしていたものです。


しかし、彼女は無事に浮かび上がって来て、
無実だ!生きていた!と、
訴えた当の村の人々は喜んだそう。

だったら最初から不幸だ、魔女だと怖がらず、
彼女の不幸に同情して
いたわるべきじゃないのか?
と、ついつい伝説に茶々を入れたくなるのも事実。

それにしても、 Sancie夫人、
助かって良かった!

橋を遠目にたどりつくまで、
オロロン川の清水の音色に耳を済ます。
 もうすぐ春。
竹も青々としている。
ちなみにSauveterreの地名の由来。
Sauve=守る terre=土地を意味し、
言葉通り敵国から守る役目を果たした土地。
Pauから車で約50分。

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