4/11/2011

ブルカ禁止令、施行へ

今日はイスラム教徒女性の象徴である
目以外の顔全体を覆うブルカが
フランス全土で禁止される日。
人種が入り混じるここフランスで
目にする度に、
「暑そうだなぁ。我慢強いなぁ。」
などと思っていたが、
もうその光景が見られないのかと思うと
少し寂しい気がする。
そして、今日に限って気温が昨日までの半分以下に
ぐんと下がった。
ブルカにはもってこいの気候。

ニュースでは、パリのブルカ着用の女性が
絶対に外さない、と堂々道路を歩き、
警察に連れて行かれる場面も。
マニフェストが盛んなフランスでは、
反対を唱える人たちがブルカっぽい
姿で道路を歩いていた。

ここPAUではどうか。
ドイツ系スーパーのLIDLに行くと、
必ずアラブ系の人を見かける。
そういえば今日は、ひとりもブルカ姿を
見かけなかった。
施行にとまどって、
外出を自粛しているのかも知れない?
映画sex and the cityでも、ブルカをつけた人たちは、
何気にその下に今年の流行ファッションを
隠しつけている、なんてシーンもでてきたけれど。
実際に、イスラム教徒の友人がいるわけでもないので、
その生の感情を聞けないところがもどかしい。

うちの旦那曰く、
来年のミニストル選挙に向け、
反サルコジ旋風が広がり、
そのライバルのエクストリーム・ドワット(極右翼)が
勝利してしまったら、外国人(この場合、妻である私)
に不利になるから心配だ。とのこと。

サルコジ再当選もイヤだけど、エクストリームドワットは
もっと住みにくいんだろうなぁ。
東京都知事選挙同様、
感触のいい候補者って世界共通いない。
消去法投票にフラストレーションがたまる
国民たちである。

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